タコクラゲの仲間
Mastigias sp.

撮影地/パラオ・ジェリーフィッシュレイク

パラオ諸島には海の一部が島に囲まれて湖のようになっている場所や、海水が出入りする湖が数多く存在する。
そこはマリンレイクと呼ばれ、外敵となる肉食の生物が少ないため、幼魚や小さな珍しい魚たちの楽園となっている。
ジェリーフィッシュレイクもそんなマリンレイクの一つである。
あまりに閉鎖的な環境に加え、捕食者がいないためか無毒化したタコクラゲの楽園となっている。

エルニーニョ現象による水温上昇により一時は全滅したかと思われたものの、私が訪れた時には大群が復活していた。

特徴的な体色は共生している褐虫藻によるもの。
その為、太陽の光を求めて湖内を移動している。